就活をどうやって勝ち抜いていくのか。
どのようにすれば良い企業に就職できるのか。
このことを考えて行動していくのはとても大事ですが、ところでPC操作は基本的に出来ていますか?
実はPC操作を満足にできないという人が今非常に増えているということです。
この記事では「パソコンを使った基本的な仕事ができる日本人は1割以下しかいない」というような情報も出てきています。
学歴による社会の分断 「日本人の3人に1人は日本語が読めない」調査結果も
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd92cfec0cf3fd57c0f2bd8ffc99f4645c4cba6c
何をもって基本的な仕事としているのかという定義の問題はありますが、少なくともPC操作も満足にできないというのは社会人として問題となってしまいます。
昔は若者がPCが得意とされていた
昔の時代は年配の人はPCに触れてこなかったのでPC操作は苦手で若者が得意とするものでした。そしてだんだんとPCも進化してきましたし、ITかも進んでくるということで、PCを使えるのは当たり前のスキルというのが常識化してきました。
PCといっても、それで何をやるかという問題があるので、基本的なスキルを何と定義するのかは難しいです。
まさかネットサーフィンだけというのはないと思いますし、メール返信ができない人というのもほぼいないでしょう。
でも、ワード、エクセル、パワーポイントとなるともうそれだけで怪しくなってきます。さらに複雑なソフトとなると一気に使える人数は減るはずです。
若者であればこのようなPC操作は得意だからということで、今後はすべての人がPC操作ができるようになるはずだったのですが、スマホの普及からか、逆に若者がPC操作ができないなんて現象が起こり始めているようです。
スマホは消費者側のツール
PCはもう古くてスマホがあれば仕事もできる、というような発言を聞くことがあります。おそらくあのホリエモンもそのような趣旨の発言をしていたはずです。
スマホを使うのが苦手なんて若者はいないでしょうから、スマホが使えればPCを使えなくても安心なのか、というとそんなことはありえません。
スマホはどこまでいっても消費者側のツールであり、生産者側のツールではありえないのです。確かに最近はスマホでできることも増えてきていますし、ちょっとした画像加工・動画制作も出来てしまう部分もあります。クリエイティブな部分もできるから大丈夫なんていってもそこで満足してはいけません。
結局これらは運営側によって用意されたツールを使ってクリエイティブなことであったり事務連絡ができているだけであり、自分達が運営側、生産側、開発側という方に立っていくのであればPC操作を避けることはできません。
スマホさえあれば仕事ができるというのは、そういう職種の人だけであったり、ホリエモンの発言の場合等は経営側のレベルにいる人で他のことはスタッフがやってくれるからこそ成り立つ話なのです。
今スマホしか操作できないという人、この話にぎくっとした人は早々にPCも勉強しておきましょう。
別に複雑なことができている必要はありません
PC操作ができないといっても、こういう記事で求めているPC操作というのはどの程度のレベルの話なのでしょうか?
学生から社会人になるにあたってPC操作は当然できていた方がいいものになりますが、何か特別な技術がないと就職できないなんてことはありません。普通にワード・エクセルができる、操作に不自由がなく、わからないところは自分で調べてなんとかできるのであれば問題はありません。
すべてのことをわかっている必要はなく、わからないときに自分で調べることができる能力さえもっていればどうにでもなるものです。
別にエクセルのプロになるから仕事ができるというわけでありません。PCなんてパソコン教室で働く等でない限りはあくまでツールに過ぎません。ただそれを全く使えもしないし、何かあったときの調べ方もわからないではさすがに話にならないとうことです。
PCをマスターするためだけに大学時代の大半を費やすとかそういうことは、よほどのプログラミング等でない限りは意味をなさないので注意です。
ツールをきちんと使いこなす常識的能力があるかどうかということ。
家にPCがないとかそういう人は一度振り返ってみてもいいかもしれません。
PCなんて特別なスペックのものを持つ必要はありませんので安いものを購入していろいろといじってみるのでもいいでしょう。
当たり前のことが当たり前ではない時代に
PC操作がまともにできない人が大半という話には驚いてしまいましたが、今は格差社会がさらに拡大し、当たり前のことが当たり前ではないという時代に入ってきているのかもしれません。
格差社会をどう縮めていくかというのは社会的問題ですが、まずは自分自身がきちんとした枠から外れてしまうことのないように、常識とされることは問題なくできるかということを確認し、足りない部分はカバーしていくことが大事ですね。